銀行強盗ものです。
映画化されるというので読んでみたのですが、物凄くダークな内容です。
読んでいて疲れますが、魅力的な一冊です。
結果から言えば、成功すします。てっきり失敗で、どす黒く終わるのかと思いましたけど、見事なまでに悪で終わります。
正義とかそういったものは微塵もありません。心して読んで下さいって感じです。
それにしても、作者なんか大阪に恨みでもあんのかって描写だなぁ。
映画化ということで、もっとあっさりというか、清々しい強盗ものとか思ってたんですが、いい意味?で裏切られました。
映画だと、あまりダークな方面は端折られて、アクションぽいものになりそうな感じもしますね。
じいちゃん役が西田だと神父の話は削るのかな。
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