2014年07月07日

双孔堂の殺人 周木律

双孔堂の殺人 周木律

眼球堂の殺人の続編です。でも、謎解き主人公は別の刑事さんです。これも謎。
建物トリックです。
え〜っと、わっかんない。前作以上にわかりません。
建物のトリックはまぁ良いでしょう。なんとな〜く想像はつくし、今回謎に関係無いに等しいし。
密室のトリックは、ねぇよ、今更それはねぇよ。使い古されすぎです。
動機の方も想像つくんですが、あ、そっちかよっ。
なんか、前作と同じように、もやもやした感じで一旦解決。でも残り数ページで・・・
謎が謎のまま、ねっ分かるでしょ。みたいなのヤメテ orz
最大の謎。なんで十和田と刑事と平と鳥居、来ちゃう事に仕組んでるのよ、黒幕の理由が分からないねぇ。
刑事兄妹はどう関ってくるのよ。続くんだよねコレ。・・・って読んだ直後に新刊出てるぅ。
名前の謎もわかんねぇ。なんで「名乗ってるようなもの」なんだぁあ。教えてくれよぉ。

推理ものとしては、それなりに楽しめるので良いんですけど、スッキリしないとダメな人には向きません。

75点


posted by みきの at 22:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月13日

大尾行 両角長彦

大尾行 両角長彦

ミステリー、探偵ハードボイルドかと思ったら、とんでもない物でした。
ちょっと後半がひどい。というか1/3程読んだところで、雲行きが怪しい。
ホラーに近いですねぇ。悪党の悪逆非道がひどい。
爽快とは程遠いストーリーなので、きついし、どこ目指してるのかわからない。
ラスト、主人公の言うとおり、大先生のやり方もちょっと有り得ないです。
読みくいとか、難解とかでは無いので、いいのですけど、
やはりストーリーが好きじゃないし、悪役側設定もどうにもちょっと好きになれない。
キャラの性格が一定してないような感じがする。
ずんずん読めるけど、面白くない。なぜ?って感じ。

50点


posted by みきの at 21:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月21日

ココロギ岳から木星トロヤへ 小川一水

ココロギ岳から木星トロヤへ 小川一水

いいですね。小川さんらしいSF作品です。
壮大です。時間を越えてのお話ですから、場面が切り替わりますけど、読みやすいです。
トロヤの少年側がちょっと無理やり感ありますが、まぁ地球側も都合よすぎるけど、
カイアクの能力考えるとアリですね。
名前と違ってカイアクというより改善というか最善選択みたいな感じですが。
時間を泳ぐ生物?カイアクについて、かなり想像を掻き立てられます。

90点


posted by みきの at 08:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月27日

デーモン ダニエル・スアレース

デーモン ダニエル・スアレース

とても興味深いネットワークサスペンスもの。
死亡した天才プログラマーが作成したプログラムデーモンで殺人事件という導入ですが、かなり壮大なストーリーですが、ラストがちょっと納得いかない。ゲームなのかこれは?
プログラムはAIという設定ではなく、ゲームでいうところのフラグ立て、条件分岐という設定なんですけど、ちょっと無理ないかなぁ。
とはいえ、面白いです。ずんずん読めちゃいます。それだけにラストが尻切れトンボのような感じがしちゃいます。

90点


posted by みきの at 20:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする