2013年02月03日

ブラック・アゲート 上田早夕里

ブラック・アゲート 上田早夕里

理系冒険活劇と帯にありますけど、パニック物ですね。
人に寄生する蜂が繁殖して、世界的なパニックに、瀬戸内の小島にもその悲劇が起こった。というような感じです。
寄生された人の惨状描写が、まぁすごい。それに社会状況も怖いわ。
現実に起こらないとは言えない、怖さがあります。
ラストは若干駆け足ですね。終わり頃に、あれ?これページ足りるのかなと思ったら、ほんと不足気味です。
もう少し追記して、解決への道筋をもう少し書いてあっても良かったのではないかな。
怖い話ですが、救いなのは登場人物がほぼ全員善人であること、我侭な人間とか出てきていない事ですね。

80点
ブラック・アゲート [単行本] / 上田 早夕里 (著); 光文社 (刊)
posted by みきの at 19:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする