2012年09月01日

マタタビ潔子の猫魂 朱野帰子

マタタビ潔子の猫魂 朱野帰子

地味派遣OLの恨みつらみが爆発、猫又で発散という、妖怪のお話です。
占い師の正体には笑っちゃうというか、なんというか。ということは、潔子は結局自分の言葉を有難ってるのか?
面白く、スラスラ読めますが、帯の宣伝のような明るくスカッと感は感じませんでした。
どっちかっていうと、読後に陰鬱になりましたが、どうなんでしょう。
ドラマ化したら面白いかもしれませんけど、結末というか、各章毎の終わり方をなんとか明るい方にしないと深夜ドラマにしかならないような気がするなぁ。

続きが出ても先が見えないというか、急展開でもしないと、悶々とした話が続いてきそうなので続編はないだろうな。

70点
マタタビ潔子の猫魂(ねこだま) (ダ・ヴィンチブックス) [単行本(ソフトカバー)] / 朱野 帰子 (著); メディアファクトリー (刊)
posted by みきの at 22:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする