2012年08月03日

ラブ・ケミストリー 喜多喜久

ラブ・ケミストリー 喜多喜久

ラブコメファンタジーのミステリー仕立てです。
桂一郎君は天才科学者、でも超スランプのまっただ中、なぜなら恋煩いをしてるから。
彼を好きな誰かさんは、余命2ヶ月。そこで親切?な死神さんにお願いをします。彼の恋を成就させて研究出来るようにしてあげてと。
というわけで、ラブラブ大作戦の話ですが、死神にさんにお願いをしたのは誰かというのがミステリーになってるのです。
候補は3人ぐらいしか居ませんから、誰でもそれなりに良いんですど、意外性は2番目ぐらいかなぁ。お願いシーンでなんとな〜く、こいつかと分かりやすい感じもします。第一候補にミスリードするようなシーンがわざわざあったので、こいつは外しと分かったり。
ラストは、おもいっきりファンタジーで御座います。何でもありだよ死神さん。
あと、そこもあっちも、くっつけるのかよと、言いたくなるラブコメなお話です。

猫色ケミストリーも面白かったし、この作者の作品は読んでいきたいなぁ。

90点

ラブ・ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [文庫] / 喜多 喜久 (著); 宝島社 (刊)
posted by みきの at 19:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする