2011年07月08日

ダイナミックフィギュア 三島浩司

エヴァやガンダムのようなSFアニメを観ているよう。
戦闘シーンなんか特にエヴァっぽい。かといってロボットロボットしてる話でもないです。
設定はとても複雑かつ面白い。
全人類に強制的に且つ定期的に訪れる、苦痛を伴うテレパシー時間。
こんな設定は今までに見たことがない。
そして四国に発生した化外の地。(今では、福島原発周辺を想起してしまうのがちょっと困り物。)
キッカイと呼ばれる化物との戦闘。カラス対クラマの宇宙人?
もう、色々盛り盛りですが、人間関係なんかも、いや話としてはソレがメインですが、魅力的です。
ダルタイプの設定については、ちょっと文句が出そうですけどねぇ。
ラストは、アニメっぽく急展開で終わり、ラストエピソードもアニメっぽいです。

SFアニメ好きにはたまらない1冊だと思います。
90点

ダイナミックフィギュア〈上〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション) [単行本] / 三島 浩司 (著); 加藤 直之 (イラスト); 早川書房 (刊)
posted by みきの at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする